「感覚とことばで綴る共感覚エッセイ」とは

感情や音を見て色を聴き 感覚の壁を越えた世界を表現する共感覚アーティスト山口葵が、日々の感覚や記憶、感情との関係などありのまま感じたことをお届けするエッセイレターです。

週に1~2通ほど、不定期でお届けします。

共感覚について

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、英: synesthesia, 羅: synæsthesia)は、ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする。複数の共感覚を持つ人もいれば、1種類しか持たない人もいる。共感覚には多様なタイプがあり、これまでに150種類以上の共感覚が確認されている。共感覚を持つ人の割合については、昔は10万人に1人などと言われていたが,最新の研究では23人に1人というものもある。
 ※Wikipediaより引用  

◆このニュースレターで「知ることができる」こと

  • 共感覚当事者の視点から「感じる」世界の豊かさを知ることができる

  • 自分の感覚や生きづらさについて、ひとつの見え方を得られる

  • 絵や音に通じる、感性と言葉をめぐる静かな時間が届く

  • 共感覚・感情・記憶・認知に興味のある方に、気づきのヒントを

◆こんな方に読んでほしい

  • 感覚や感情に敏感な方

  • 共感覚に関心のある方

  • 芸術、心理、感性表現に興味がある方

  • 生きづらさを抱えながら、自分の感覚で世界を捉えようとしている方

  • 「ことば」より前のものを大切にしたい方

 

◆なぜニュースレターを配信するのか?

私は共感覚という特性を持っています。それは「色を聴いたり、音を見たりする」ような、感覚の交差点で生きているような感覚です。

それはときに生きづらさの原因にもなるけれど、世界を深く受け取る手段でもあります。このレターでは、「感覚をことばにする」という営みそのものを通じて、同じように感じている誰かにとっての「よりどころ」や「小さな発見」になれたらと思っています。

山口葵について

◆山口葵(やまぐち・あおい)

伊勢生まれ。 感情や音を「見る」、色を「聴く」——感覚が重なり合って生まれる世界を、絵や言葉、そして声で表現する共感覚アーティスト。

自身の共感覚や特性、そして日々の感情の揺らぎと向き合いながら、「どんな特性を持つ人でも、生きづらさのない社会」を目指して発信を続けています。

中京テレビやAbemaTVなどのメディア出演をはじめ、Voicyでの音声配信、noteでの執筆、共感覚アートの展示・販売など、教育や福祉の分野にもアプローチしながら、多方面で活動の幅を広げています。

◆山口葵と共感覚アート™

今まで「共感覚」という名前を知らずに幼少期から、それが当たり前の感覚だと思って生きてきて、最近になってその言葉を聞くようになり「これなのかもしれない」と感じ始めました。

共感覚と一言で言っても、人によって本当にさまざまで、同じ感覚を持っていたとしても近いものはあれど、感じているものが完全に一致している人というものはなかなか存在しないようです。

「変わっている」や「特別」ともてはやされることもある共感覚ですが、不思議ちゃんと片づけられたり気持ち悪がられることもあり、いいことばかりではありません。

その感覚自体も私はうざったく感じることが多く、生きづらいなあと思うことのほうが多かったのです。例えば数字すべてに性別や色、感情がついているため数字の羅列をみるだけでも人込みの中にいるように感じる、悲しい気持ちになればおどろおどろしい色に覆われてしまうなど、必要以上に感情の二日酔いになってしまう。

情報量が日々多く、脳みそが疲れてしまったと感じることがあり寝込んでしまうことも日常的です。そんな中、共感覚について深く知る機会があり、この見えているカラフルな世界は、自分だけのものなのかと知ることができました。

共感覚による生きづらさを抱えている人もいれば、それを強みにし、仕事に活かしている人の話などを聴き、自分の共感覚と向き合いたいと考えるようになりました。

感じることを恐れず、また時にはコントロールをうまくすることで、自分のこの感覚と向き合いながら、自分らしさを出していけないものか。そこで、自分に見えている感情の色やテクスチャを「共感覚アート™」とし、描いてみることにしました。

この共感覚で描くアートではたとえ私に見えている色が見えなくても見た人が共感や、何かを感じてくれることが多いです。

人を見て私が感じた感情を絵にしたところ、とても感動していただけたことや、悲しい時に描いた絵を「美しい」と言ってくださる方がいます。

自分に見えた一つの感情から生まれる絵が、人の心に同じ形で、また時には違う感情を生み出すことを私はとても興味深いと感じます。

「自分にしか観えないのならば形にして観てもらおう」

それが私のアートに対しての想いであり、挑戦です。

色々な方の手に取って、何かを感じてもらえたら幸いです。

他SNS・サイト等

◆どのように記事を読めますか?

ニュースレターの更新は、メール登録をしていただくことでお読みいただけます。

無料で「感覚とことばで綴る共感覚エッセイ」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら